タバコは肌荒れとは関係ない、なんて思っていませんか?
タバコが肌老化と密接に関係していることは科学的にも明らかになっています。
喫煙は確実に肌老化を加速させます。具体的な例とその理由についてまとめてみました。
さっと読むための目次
タバコが肌に与える悪影響!シミシワなどの原因に
タバコが肌荒れに関係しているという事実を信じられない人もいるみたいです。
というのも、喫煙者の中には肌がキレイな人もいるから。
しかも意外とエステティシャンやコスメカウンターのBAさんなど美容に携わる人の中にも喫煙者は多かったりします。
だからといって安心するのは禁物です。タバコがどう肌に悪いのか?なぜシミやシワの原因になるのか解説します。
メラニン量が増えて肌が黒ずむ
長年タバコを吸っていると肌が黒ずんだりくすんだりといった肌トラブルが起こる場合があります。
日本禁煙学会で発表されたポーラの研究論文では、喫煙の一酸化炭素やニコチンなどが体内の酸化を促進し、メラニンの生成が促進された可能性を指摘しています。
参考:女性の肌状態と喫煙
メラニンといえば、増えすぎると肌のシミやくすみなどの原因になる物質です。
実際にポーラが実施した調査の結果、タバコを吸う人は吸わない人に比べメラニンが多いことが分かります。
他の論文では喫煙者は非喫煙者と比べてメラニンが約5歳分早く増えるとも言われています。
ビタミンCが減るのが早い
ビタミンCは言うまでもなく美肌に欠かせない成分です。
お肌の弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチンなどもビタミンCが原料です。ビタミンCは体が酸化=錆び付くのを防いでくれる、抗酸化力がとても高い成分なのです。
ところがタバコを吸うことで血中のビタミンC濃度が低下することが様々な研究で分かっています。タバコ1本で25~100mgのビタミンCがなくなってしまうのです。
4,000種類の化学物質を含むタバコを吸うと人の体は酸化ストレスにさらされます。
その酸化から身を守ろうとして普通の人よりも多くのビタミンCが使われてしまうんです。
ビタミンCが減りやすいというのはメラニンの生成とも関係しているので結果的にシミにもつながっていきます。
毛細血管の元気がなくなる
うさぎにタバコの煙を吸わせるとうさぎの耳に透けて見えていた毛細血管が全く見えなくなります。
つまり血が流れにくくなるということ!ニコチンには血管を収縮させる作用があるからです。
肌の断面図を見ると、真皮部分の下に毛細血管が張り巡らされていますが、真皮の細胞を生まれ変わらせるための栄養や酸素を運んでいるのです。
この毛細血管の元気がなくなってしまうと・・・。説明しなくても分かりますよね(^^;
冷えは美容だけではなく病気の原因にもなるので甘く見てはいけません。
衝撃!喫煙者と非喫煙者の肌の違い
これでもタバコと肌荒れは関係ないという人に是非みてほしい写真があります。
彼女たちは双子ですが、左はタバコを吸う方、右はタバコを吸わない方です。
違いは一目瞭然ですよね。双子なので特に分かりやすいです。
今は影響がないから問題ない、あの人はタバコを吸っているのに肌がキレイだから大丈夫、なんて思っていると10年後大変なことになるかも?
まとめ
タバコが肌に与える悪影響についてまとめました。
正直、私はタバコのニオイがするエステティシャンやコスメカウンターのBAさんがいくらおすすめしても心に響きません…。
ホントにいいもの悪いものを見分ける美容の知識が必要だなと思います。