保水力に優れ様々な美容効果を期待できるプロテオグリカン。
化粧品に配合されることも増えてきた注目の美容成分です。
今回、コスメコンシェルジュのお勉強の関係で、プロテオグリカンの開発原料メーカーである一丸ファルコス様のお話を聞く機会がありました。
そこで伺ったお話を元にプロテオグリカンの美容効果についてまとめました。
プロテオグリカンの原液もいただいたので使用感についても詳しくお届けします♪
さっと読むための目次
プロテオグリカンとはどんな成分?
プロテオグリカンはもともと人の皮膚や軟骨などにも存在する成分で、糖タンパク質の一種です。
現在分かっているだけで、人の体に20種類ほどあることが確認されています。
お肌の真皮部分にも多く含まれ、コラーゲンやエラスチンなどとともにお肌のクッション性を保つのに欠かせない成分です。
以前は牛の軟骨から抽出されており、なんと1g3000万円もする大変高価な成分でした。
そんなとき、もともとプロテオグリカンが多く含まれていると知られていた鮭の鼻から抽出することに成功。
弘前大学の研究や産学共同のプロジェクトを経て、原料メーカーの一丸ファルコスが化粧品・健康食品原料として開発しました。
鮭は日本人が一番多く消費する魚でありながら、頭は捨てられている部分だったので、それを活用できたことでコストを大幅に減らすことも可能になったのです。
ちなみにプロテオグリカンの市場の92%を一丸ファルコスの原料が占めており、シェアナンバーワンだそうです。
こちらがプロテオグリカンの原料となっている鮭の鼻の軟骨。
まだ加工される前の段階ですので生臭いニオイがあります。
触った感じはプルンとしてゼリーのような不思議な感触です。
プロテオグリカンの美容効果とは?
前述のとおり、プロテオグリカンはコラーゲンやヒアルロン酸と同じように肌にもともと含まれている成分です。
保水力や弾力性に優れていて、一丸ファルコスの研究では以下の美容効果も確認されています。
- EGF様作用
- コラーゲン・ヒアルロン酸の産生
- 保湿改善
- ハリやシワの改善
EGFは上皮細胞増殖因子のことで、減少することでシミやシワなどのエイジングにつながります。40歳までに20代のころの40%ほど減少するといわれるEGF。
プロテオグリカンにはEGFと同じような作用があるのではと考えられていて、実際に一丸ファルコスが行った細胞試験で細胞の増殖に有効であることが分かっています。
また、0.1%のプロテオグリカンをヒトに添加した試験では、保湿力の改善、ハリやシワの改善などにも効果があったそうです。
プロテオグリカンの原液をいただきました
一丸ファルコス様のセミナーにてプロテオグリカンの原料をいただきました。
なかなか原液なんて使う機会ありませんので、とてもワクワクです!
無色透明で、手からこぼれ落ちるくらいのサラサラの液体。
加工する前はあった生臭さは当然ですが全くありません。
肌に馴染ませるとしっとり、もっちり。肌に吸い付く感じがあります。
ヒアルロン酸も保水力に優れた成分として有名ですが、プロテオグリカンの保水力はヒアルロン酸を上回るのだとか。
現在、プロテオグリカン配合の化粧品は様々なメーカーから発売されています。
化粧品には多く入っていて1%~3%ほどだそうですが、原料としては0.1%の配合でも有効性があるように作っているそうです。
プロテオグリカンの原液配合の化粧品
美容効果や保湿力がとても魅力的なプロテオグリカン。
原液配合の化粧品をピックアップしてみました。
フラコラLIFTést プロテオグリカン原液
プロテオグリカン配合の化粧品で有名なものと言えば、やはりフラコラのプロテオグリカン原液の美容液ではないでしょうか。
フラコラは昭和35年創業の株式会社協和の化粧品ブランドで、プロテオグリカンやプラセンタなどの成分を中心とした化粧品や健康食品を販売しています。
フラコラのプロテオグリカンは一丸ファルコスの原料が使われています。
いつものスキンケアの導入美容液として使うのがおすすめで、洗顔後すぐのお肌に乗せます。
美容雑誌などで取り上げられることも増えた注目のアイテムです。980円で15日間試せるトライアルがあるので試しやすいです。