このたび晴れて日本化粧品検定協会のコスメコンシェルジュに認定されました。
コスメコンシェルジュになるには、日本化粧品検定協会主催のコスメ検定1級に合格した後、協会に入会し、研修に参加する必要があります。
今回、認定研修に行ってきたので内容を詳しくレポート!コスメコンシェルジュになるメリットや活用方法についてまとめました。
さっと読むための目次
コスメコンシェルジュとは
コスメコンシェルジュ認定プログラムの教材によると、コスメコンシェルジュは以下の様に定義されています。
コスメコンシェルジュは日本化粧品検定協会が商標登録しており、肩書を勝手に使うことはできません。
つまり、試験に合格しただけではコスメコンシェルジュにはなれないんです。
まず日本化粧品検定の1級に合格して、協会に入会金・年会費を支払い、認定研修に参加する必要があります。
その理由として、
よって、化粧品はもちろんのこと、ヘアケアや健康食品といった美容全般に関する商品・成分・原料などの情報収集を心がけ、常に最新の情報発信ができるように、日頃から専門誌や発表会、リリースなどにアンテナを張っておく必要があります。
そのため、資格習得には協会入会が義務付けられ、セミナーなどの優遇が受けられるようになっております。
とあります。
化粧品業界って日々研究開発が進んでいます。
今まで正しいと思っていたスキンケアが、実は研究で肌に悪いことが明らかになった!なんてこともあり得る訳です。
そういった情報も、コスメコンシェルジュたるもの随時勉強していきましょう、という主旨のようです。
1級試験の対策やセミナーの活用法についてはこちらにまとめています。
コスメコンシェルジュの認定研修プログラム
品川の東洋大学のキャンパスにて3時間に渡り研修がありました。
研修の内容としては
- 資格概要
- 接客マナー
- 全成分理解
- 官能評価
- 法律
- 協会について
といったものでした。
プログラムの中で一番時間を割いていた内容が、化粧品の全成分理解について。
日本化粧品検定協会の顧問で、数々の化粧品開発に長年携わってきた白野さんによる講義でした。
それ以外の内容はさらっと触れただけで、ほとんど中身のある話はありませんでした。
成分理解、1日では難しい
この日の研修内容で私が一番楽しみにしていたのが成分理解。
化粧品の骨格を構成する成分を学び、それぞれ代表的な成分を学んでいくというものでした。
実際の化粧品成分を見ながら、成分の役割や配合目的などを学習しました。
これがなかなか難しく、1日で完璧に理解するのは難しい内容でしたが、なんとなーーーくイメージはつかめました。
正直、この内容を約2時間で理解するのは無理(^^;
だいぶ駆け足でしたし、講師の先生も「今日全てを理解するのは難しい」とおっしゃっていました。
コスメコンシェルジュの認定証をいただきました
研修の最後にコスメコンシェルジュの認定証をいただきました。
あと希望者はバッチを購入できます。
正直、私使う場所がないんですけど記念に買ってみましたw
日本化粧品検定協会代表の小西さんとマスコットのココちゃんと記念写真も撮れました。
コスメコンシェルジュになるメリット
コスメコンシェルジュになるメリットは、
- 協会が主催するセミナーやイベントに無料、もしくは優待価格で参加できる
- メディア出演や求人などの斡旋
- コスメコンシェルジュの称号利用
などがあります。
個人の自己研鑽の為にちょっと勉強したい程度の人は、コスメコンシェルジュにまでなる必要はないかもしれません。
仕事や就職に有利かどうかは、正直分かりません。
はっきり言って、資格を取るだけではコスメのプロといえるほどの知識は付かないですし、1級の試験も60%が受かる簡単な試験です。
ですが、コスメコンシェルジュを社内教育として役立てているような会社にはアピールになるかもしれません。
ISETAN MIRRORではコスメコンシェルジュを社内教育として取り入れた所、販売員の売上がアップした実績があるそうです。
私がコスメコンシェルジュになった理由は、定期的に開催されるセミナーが魅力的だったのと、情報収集に役立てるためです。
また、いずれ自分の化粧品ブランドを立ち上げることが目標なので、その時の人脈作りにも役立つかもと期待しています。
日々変化する日進月歩の美容業界のトレンドをつかむには、やはり勉強し続けなければなりません。
コスメコンシェルジュになって満足では無意味
コスメコンシェルジュさえとれば美容のプロフェッショナルといえるか、といえばそれは違うと思います。
(協会では、「今日から皆さんはコスメのプロです」と言っていましたが・・・)
コスメコンシェルジュになることは簡単です。だって試験に受かって、お金を払って協会に入会さえすればいいんですから。
大事なのは、資格取得後も勉強し続けることです。同じコスメコンシェルジュでも、知識量の差は結構あると思います。
なので・・・コスメコンシェルジュの肩書だけを全面に振りかざしてる人には気を付けた方がいいかもしれませんw
この資格の称号を利用するんではなく、今後の勉強に利用するだけ。
コスメコンシェルジュだから云々ではなく、私は実際試していいと思ったコスメや、正しい知識を今後もこのブログで発信していけたらと思っています。