人の体のたんぱく質のうち30%がコラーゲンでできていて、その中でも最も多くの割合を占めるのが皮膚です。
肌の弾力にも欠かせないコラーゲンは、化粧品やサプリ、ドリンクなど様々な美容アイテムに用いられています。
「コラーゲンって結局意味ないんでしょ?」と思われてる方がいらっしゃるかもしれません。
でもそれは昔の話!最近はコラーゲンに関する研究が進んでいて、これまでのコラーゲンのイメージを覆しています。
飲んでも食べても意味がある!コラーゲンの正しい活用方法をまとめました。
さっと読むための目次
【コラーゲン最新情報】進化するコラーゲン研究
お肌のハリや弾力を保つ上で欠かせないコラーゲン。
肌の真皮層の主要成分のひとつで、年齢とともにコラーゲンは減少していくことが分かっています。
それを補おうという目的で、様々なコラーゲンアイテムが登場している訳ですが、
- コラーゲンを食べても飲んでも体内のコラーゲンが増える訳ではない
- 化粧品に入っているコラーゲンは分子量が大きく肌に入っていかない
など、コラーゲンに対して懐疑的な意見も数多くありました。
ですが、2008年ごろからコラーゲンに関する研究はどんどん進んできています。
「コラーゲンは意味ない」とは言い切れないほど色んなことが科学的に証明されてきているんです。
そんな進化するコラーゲン研究についてまとめてみます。
口から摂取するコラーゲンお肌への影響
女子が大好きなコラーゲン鍋。お肌の為に進んで食べる人も多いかもしれません。
コラーゲンは体内でアミノ酸に分解されてしまうので、コラーゲンを食べたとしても直接それが肌のコラーゲンになる訳ではありません。
そこで、消化吸収しやすいように一般的なコラーゲンドリンクやサプリにはコラーゲンペプチドが配合されています。
コラーゲンペプチドは、コラーゲンが消化吸収されやすいようにゼラチンを細かく酵素分解したもの。ゼラチンはコラーゲンを加熱して抽出、精製したものです。
これまでは、コラーゲンペプチドも結局はアミノ酸として分解されてしまうため、美肌効果はないと考えられていました。
コラーゲンペプチドは肌の細胞を増やす
とこらが最近の研究では、コラーゲンペプチドは肌の線維芽細胞に働きかけるということが明らかになってきています。
線維芽細胞は肌の真皮層にある細胞で、コラーゲンやエラスチンなどを生み出す細胞のこと。
コラーゲンペプチドが直接コラーゲンになる訳ではないけれど、大元の細胞に働きかけるという見方があります。
京都大学の佐藤教授によると、一定の条件下でコラーゲンペプチドの効果が発揮されるといいます。
2017年に放送されたNHKのためしてがってんに出演された時の話によると、
- 高齢者などで繊維芽細胞が少ない
- ケガ、紫外線、乾燥等で何らかの炎症がある場合
上記の場合、コラーゲンの効果を感じられるとのこと。
実際、一定期間コラーゲン摂取した40代~60代の方は、効果があった人となかった人は半々という結果でした。
かといって、若い人がコラーゲンを摂っても意味がないという訳ではありません。
皮膚の炎症は紫外線、乾燥の他、ストレス、大気汚染なども関わってきます。年齢関係なく肌に軽微な炎症を抱えている人が多いからです。
口から入ったコラーゲンペプチドは皮膚に届いている
さらに2017年の夏にコラーゲンペプチドに関する新たな研究結果がでてきました。
ファンケルと横浜市立大学の共同研究により経口摂取したコラーゲンペプチドは皮膚に届いていることが確認されました。
画像引用・詳細ファンケルニュースリリース
この研究は血液を通って皮膚にコラーゲンペプチドがどのように届くかを明らかにしたもの。
分解されたペプチドの形であっても美肌効果が期待できる!とコラーゲンを経口摂取する意味を押し上げてくれる結果でした。
化粧品のコラーゲンお肌への影響
では、化粧品として塗るコラーゲンについてはどうでしょうか?
正直なところ、現段階で塗るコラーゲンの効果としては保湿が限界でしょう。
コラーゲンを塗ったところで分子が大きすぎて肌に浸透していかないというのはもはや常識。
ナノ化したり、ペプチド化して浸透しやすくしたとしても、肌の上に塗ったコラーゲンが皮膚の中でコラーゲンになることは考えにくいとされています。
最近CMで見ることが増えたDHCのスーパーコラーゲンは「真皮にまで届く」と大々的に言っていますが、懐疑的な意見が多い様で・・・。
そもそもスーパーコラーゲンはコラーゲンではないとか、広告のやり方が批判されたりと、色んな意見があるようです(^^;
かといって、塗るコラーゲンに意味がないとは思っていません。
保湿をするという目的だって、立派な美容効果じゃないですか。
ただし、塗るコラーゲンで皮膚内のコラーゲン量が増えるかというと・・・現段階では難しいのでは?と思うのです。
美容目的のコラーゲンならサプリかドリンクがおすすめ
コラーゲンを特に美容目的で摂取するなら、塗るよりも食べたり飲んだりする方がおすすめです。
もちろん、食べ物からコラーゲンを摂ることもできます。手羽先やふかひれなどコラーゲンが多いといわれている食品ですよね。
ですが、食事からコラーゲンを摂取できる平均量は1日あたり1900mgほどで、これだと推奨摂取量を下回ってしまうのです。
つまり、普段の食生活の中で積極的にかつ継続的にコラーゲンを摂るのは難しいということ。
サプリやドリンクのメリットは、手軽で、ビタミンなどその他の美容成分も同時に補給できる点もあります。
- 続けやすさ(コスパ)
- おいしさ(コラーゲンは独特のニオイがある)
- 同時に摂れる成分の魅力度
これらを基準におすすめのコラーゲンドリンクとサプリをまとめてみました。
グリコの日本初機能性表示食品「ヘスペリジン&コラーゲン」
続けやすさ | 1日当たり194円(定期コース利用の場合) |
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おいしさ | マンゴーオレンジ風味 |
その他成分 |
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公式ページ | 江崎グリコ公式オンラインショップ |
コラーゲンとしては日本で初めての機能性表示食品として認可されたグリコのヘスペリジン&コラーゲン
「肌の潤いを保つ」というコラーゲンの効果と、「冷えで低下した末梢血流を整える」というヘスペリジンの2つの効果が認められた商品です。
コラーゲンは平均分子量1,000以下の低分子コラーゲンを使用。1日の推奨摂取量の約半分のコラーゲンが1本で摂取できます。
機能性表示食品は事業者の責任において科学的根拠を示した食品のこと。
4週間で肌の潤いが1割増加したというデータもあり、一定の科学的根拠があるため信頼感もあります。
15日間試せるトライアルもあり試しやすいコラーゲンドリンクです。
ポーラのインナーリフティアコラーゲン&プラセンタ
続けやすさ | 1日当たり162円(30包入りの場合) |
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おいしさ | ピーチヨーグルト風味 |
その他成分 |
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公式ページ | ポーラ公式オンラインショップ |
化粧品の大手メーカーポーラのインナーリフティアコラーゲン&プラセンタ
コラーゲン線維を構成するアミノ酸を多く含むポーラオリジナルの素材セラクティブコラーゲンを配合。
業界としては初めてコラーゲンと植物プラセンタが同時に配合されました。
その他、鉄やヒアルロン酸、エラスチンなど女性に必須の美容成分がバランスよく配合されています。(鉄の栄養機能食品)
私も飲んでますが、顆粒タイプなのに水なしで飲めておいしい♡
さらっと口の中で溶けていくし、飲み物と混ぜてもおいしくいただけます。
90包入りのお得用は現在欠品になるほどの人気です。
ファンケルのディープチャージコラーゲン
続けやすさ |
1日当たり54円 |
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おいしさ | サプリタイプの為判定不能 |
その他成分 |
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公式ページ | ファンケル公式オンラインショップ |
特許技術HTCコラーゲンを配合したファンケルのディープチャージコラーゲン。
一般的な低分子コラーゲンよりもさらに小さくしたトリペプチドコラーゲンのことです。
ファンケルはサプリの他にもドリンクやゼリーなども展開していますが、一番コスパが高いのがサプリタイプ!
WEB限定の2週間お試しは780円とかなりお得ですが、なんともう一袋無料でついてきます。
実質1か月分が780円で試せるお得なトライアルです。
まとめ
コラーゲンの効果は賛否両論です。
上記の研究結果も不十分ではないとする研究者の方もいるくらい、意味ある派とない派様々な意見が飛び交っています。
でも個人的な見解だと、飲んだり食べたりするコラーゲンに意味ある!
だって、コラーゲンドリンクを飲んでいる時はお肌のハリが出てプルプルになるんですもん♡
効果の感じ方は人それぞれなので、自分にコラーゲンが合わないと思えば辞めればいいし、効果があると思えば続ければいいのです。
これからもコラーゲンの研究が進んで新しい事実が出てくるのが楽しみです。